彼らは家を紹介したあとに「でもこのタイニーハウスはもう売るんです、家を買うための頭金が貯まったから。3年で10万ドル(一千万円くらい)貯まったんですよ」とものすごく誇らしげでした。
もちろん3年で一千万というのは共働きだからできたことなのかもしれないですが、それでも借金まみれなのが当たり前のアメリカ人の暮らしを見慣れたわたしにはその姿がとても新鮮に見えました。
我が家は今の時点ではこのバス生活をいつまで続けるかはきっちりとは決めていません。なんとなく、今の赴任地にいる間(たぶん3年くらい)はこれでいいかなとは思っていますが、その後違うトレーラー(キャンピングカー)に乗り換えるか、バス生活に飽きてやっぱり狭くてもアパートメントがいいやぁと思うか、もしかしたらまた新しい赴任先で家を買うことになるかもしれません。
一般的な家やアパートメントのサイズを考えると、日本のワンルームマンションくらいの小さく狭いスペースで大人2人が暮らす、というのはちょっとしんどいかなと思われるかもしれません。これはこれで慣れたらそれはそれでその狭さが心地よいというか、掃除が楽とか、利点もそれなりにはあるわけですが。
別にずっとこの狭い空間に四六時中いないといけないという法があるわけでなし、息詰まったら外に出かけて散歩をしたっていいし、図書館やジムへ行ったっていい。
でもたまにちょっとしんどい時期とかだったりするとネガティブな感情が胸をよぎることもあります。うちは割と夫婦仲はいいほうだと思いますが、たまに夫とけんかをしてしまって、それでもこの狭いところに2人でいないといけなくってキーッ!ってなっちゃう時だってあります。
そういう時は「もし誰かがここで生活するだけで月500ドルあげるっていったらやるか?やらない?だったら1000ドルだったら?」と自分に聞いてみることにしています。
お金がすべてではないですが、今このちいさいおうちに暮らして感じる小さい不満と、ここにいることで享受している利点とを天秤にかけてみたら、まあこれはこれでいいかな、と思えるようになるから不思議なものです。
この生活をずーっと続けなくてはと思い詰める必要も別にないし、この暮らしがちょうどあっているからこれでいいや、って思えるうちはこのライフスタイルを続けるっていうんでいいんでしょう、たぶん。次のステージへ行きたいなと思ったらその時はさっと動けるように、心も体もいつも身軽でいたいと思います。
時々、youtubeを見させてもらってます。
返信削除初めてブログ読みました。
共感できる事が多くて、
良いなと思います。
うちの娘は、33才独身、大阪で一人暮らし。
あなたのような女性になってくれたら
素敵だなと思っています。