4/05/2019

本当の豊かさってなんだろうと思った話

ある日メキシコの漁夫が早朝の漁を終え、魚を洗っていると休暇中と思しきビジネスマンが声をかけてきました。

何をしているのか、と聞くので「家で今日食べる分を残して、これから市場に魚を売りに行きます」と漁夫が答えると、ビジネスマンは「それっぽっちの魚じゃ大した収入にはならないだろう」と聞きます。


「あっしゃ自分の家族が食べる分さえあればいいんです。市場で残りが売れたら、そのお金でお酒を買って家に帰り、昼寝をして、夜になったらお酒をいただいて、嫁と踊って楽しく過ごします」と漁夫が言ったところ、ビジネスマンは「なぜだ!まだ朝じゃないか。もっと大きい船を買って、一日漁をして、もっとたくさん魚を採ったらもっともっとお金が稼げるじゃないか!」と言いました。


「大きな船を買って、魚をたくさん売って、もうかったお金でどうするんですか?」と漁夫が尋ねると、ビジネスマンが「決まってるじゃないか、うーんともうけてリタイアして、一日のんびり昼寝したりお酒飲んだり踊ったりして過ごすのさ。リタイアメントは最高だよ!」。

漁夫はしばらく考えて「それだったら別にあっしゃ大きい船なんて欲しくないね。だって、一日のんびりして昼寝をして、お酒を飲んで楽しく過ごすなんて今の生活と変わらないもの。」と言いました。



最初にこの話をどこで聞いたのか、もう昔のことなのですっかり忘れてしまいましたが(多分どこかのポッドキャストだったと思います)、お金について考えるとき、わたしたちはつい「お金でものを買っている」と思いがちです。でも、本当はそのお金を稼ぐための時間を誰かに売り、その代償にお金をもらい、そのお金でものを買っていることになります。

少し前にコメントで「なんで仕事しないんですか、もっとお金を稼いで自分の好きなものを買いたいと思いませんか」と言われたとき、ふとこのお話を思い出しました。


もしわたしが今働きに出たとしたらその分お金が入ってくるかもしれないけれど、代わりに朝静かにコーヒーを淹れたり、うさぎがゴハンを食べるのをながめたり、窓から差し込む光にうっとりしたり、うさぎが撫でてーとおねだりにきたらさっとしゃがんで気がすむまで撫でてあげる、という時間は減るんじゃないかな。

そんなものは一円の足しにもならない、と言われそうですが、少ないお金で楽しく暮らす工夫をすることでお金の代わりに「時間」が得られるのであれば、わたしはそちらの方が「豊か」なのではないかなと思うのです。


それに、週何十時間も働いてどうしても買いたいものなんて、考えてみてもわたしにはもう思いつかないのでした。今必要なものはすべて与えられていて、満足しているから。もちろんそれができるのは、ひとえに甲斐性のある優しい旦那様のおかげなので、毎日感謝しています。

夫はわたしが毎日幸せだと感じられることが重要なので、お金を稼ぎたいと思ったら働きに出たらいいし、今の暮らしが幸せなら今のままでもいいよ、と言ってくれています。


時間もお金も、無尽蔵には存在しないからよーく考えて、大事に使いたいですね。


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4 件のコメント:

  1. はじめまして。
    You Tubeで「ヴィーガンがはちみつを食べない理由」という動画を見て以来、ゆかりさんのファンです。
    私自身がベジタリアンで(夫は違います)食品アレルギーのために乳製品の摂取をやめましたので、食生活はヴィーガンもどきなのかしら。

    子供は残念ながらいません。(不妊治療を5年してドロップアウトしました)
    今は、夫とラブラドールのきなこの3人家族です。

    ゆかりさんとは、年齢が1つ違いで価値観が似ているのか、ブログの内容には毎回共感することが多く、とっても楽しんで読んでいます。
    自分の考えをしっかり持っていらっしゃって、わかりやすい文章で読みやすいし、面白いしで、勝手ながら親近感を持っています。


    私は、とある病院の薬局長をやっていましたが今年の一月で辞めました。
    今は、専業主婦を満喫しています。多分、もう薬剤師の仕事はしないと思います。
    やめて良かった・・・・。

    今は、パンやお菓子を焼いたり、手の込んだ料理をしたり、庭の花を植えたり、野菜を育てたり、クロスステッチやピアノの練習や読書や映画鑑賞などなど、働いていたら疲れ切ってできなかったことを楽しんでいます。最高に楽しいです。
    自分って、専業主婦が向いているんだなあと今更気づきました(笑)


    共働きの時よりも貯金のスピードは落ちましたが、仕事をやめたおかげで、愛するきなことの時間を取ることができたし、夫婦の健康を考えることもできた、いつも家の中がピカピカ綺麗に保てるようになった、何より毎日が楽しいと思えるようになったのは大きいと思います。人に優しくなったのかな(笑)
    イライラして夫にぶちかますことがなくなりました(笑)それって、大事ですね。
    自分が働きに出なくてもよい状態を作り出してくれる夫には感謝しています。
    お互い、幸せ者ですね。


    日本では、共働きが当たり前になってきてて、少々肩身が狭い私ですが、
    女性が社会に出るべきだ!という流れには、正直ついていけません・・・。
    一度社会に出ましたが、疲れました(笑)
    私には子供がいないので経験はありませんが、
    子育て、仕事、家事と、女性に求めることが多すぎじゃない?と思う私です。

    話にまとまりがなくて申し訳ありません(汗)

    ゆかりさんの記事のように、「お金」って無さすぎるとちょぴっと辛いけど、ありすぎても良いことはないんだなと思います。「お金」は無くなったら、努力次第で再び得ることができるけど、過ぎてしまった「時間」はもう二度と手に入らない。
    愛するきなこは、人間の寿命に比べたら、10数年くらいしかないのだから、もっともっと家族と一緒の時間を過ごさなきゃと改めて思いました。

    いつも応援しています。健康に気を付けてお過ごしくださいね。

    くーたろーより





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    1. こんにちは、コメントありがとうございます&動画見てくださってありがとうございます☺アメリカでも共働きが当たり前なので、子供なしで専業主婦をやっていると肩身が非常に狭いです(;'∀') 何か言われるたびに「うちは無駄遣いしないからシングルインカムでもいいのよ」って言うのですが、買って買って買ってのアメリカンなので「かわいそうに」という目で見られることもあります(笑)
      そうそう、わたしは今やりたいことをこうして家でやらせてもらっていますが、ウサギが撫でて欲しい時に撫でてあげられる、というのにとても幸せを感じています。あと、わたしも家まわりのことをするのが好きで、家を整えるのにとても幸せを感じます!もしかして主婦が向いていたのかな、と思ったり。というわりには手の込んだ食事も作っていませんが(;^_^A

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  2. はじめまして。はてなブログの頃からちょこちょこ見させてもらっています。

    のんびりと幸せに毎日すごされていて、いいなぁと思います。個人的には、そういう人生も全然ありじゃない?と思います。

    でも、働くことで得られるものってお金だけではないけどなー、とも思います。私は子供達に日本語を教える仕事をしています。あんまりお金にはならないし(その点では私も夫に本当に感謝です)、大変なことも多いし、本当に疲れますが、それでも時々「この仕事をしていて本当によかった!!」と思えることがあったりして、喜びも感じています。仕事を通じて、何人かのかけがえのない友人にも出会いました。

    ゆったりとした気持ちで家で毎日を過ごせることも、泣いたり笑ったり試行錯誤したりしながら一生懸命働くことも、どちらも豊かですよね。だったら私は、今はやりがいのある仕事を精一杯して、もうちょっと年を取ったらゆっくりするというのが自分にとっては最高かな、と思っています。

    サチ

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    1. こんにちは、コメントありがとうございます。やりがいのある仕事があるって素晴らしいとわたしも思います!わたしはどちらでも、自分にとって幸せだと思える方を選んだらいいと思っています。仕事をしたい人はしたらいいし、したくない人はしなくてもいいというか。ただ、子供がいてもいなくても、仕事をしてもしなくても、自分と違う立場の他人を皆が自然と認めてあげられる社会になればいいなと思います。

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