結果から言うと、かろうじて落ちこぼれなりに卒業だけはしたものの、バセドウ病だと診断され、不適合ということでおうちに帰ってきたわけです(そしてそれは誤診で実際は急性甲状腺炎だったので、まあ大病じゃなくてよかったということで)。
ブートキャンプでは日曜が一応「休み」ということになっておりました。休みったって朝はいつも通り5時半に叩き起こされるわけですが、午前中には皆それぞれ教会へ行き(行かなくてもいいけど息抜きになるので皆それぞれ適当に行ってました)、余った時間には洗濯ものを畳み、ロッカーの中の制服アイテムのお手入れをします。
皆でおしゃべりをしつつ、靴下をたたむのが得意な子は皆の靴下をたたみ、Tシャツをたたむのが上手な子は皆のシャツをたたむ、というふうに分業制でした。
というのも制服のお手入れやたたみ方、しまい方にはいちいち細かい決まりがあって、インスペクション(検査)に合格しないと教官にエッライ怒られちゃうんですよ。
でも人それぞれに苦手分野ってありますよね。ちなみにわたしは靴下を丸めるのがとても得意で早かったのですが、タオルをキレイに畳むのが大嫌いでした。なので、そういうのは得意な子と交換してもらってお互いの洗濯物を畳んであげるわけ。
そう、わたしはここで「自分ひとりが全ての分野において優れている必要は全くなく、チームとして皆で助け合い、得意な人が得意な分野をお互いにカバーすればよろしい」という人生の真理を学んだわけであります(笑)
これは結婚生活においても不変の真理ですね・・・(・_・D フムフム
その他にはというと、それぞれ制服を出してきて、制服の縫い目からほつれて出ている糸をひたすらチョキチョキチョキチョキとトリミングしていきます。
大きい洗濯機で皆の分をまとめて回し、大きい乾燥機に入れてガンガン回すので、毎回洗濯するたびに糸がね、ほつれて出てきちゃうんです。
指導官が検査した時に制服に目立った糸のほつれがあるとデメリットになるため、皆チョキチョキチョキとひたすら毎週糸を切るというわけでした。
・・・という経験をしたせいか、今でも夫の制服を見ると「あ、糸切らなきゃ」と思うし、普段自分が着るお洋服でもシャツの糸の始末が甘いとハサミを出してきて切らないと気がすみません。
でも、ほんの少しのことなんだけどほつれた糸をちゃんと切ってあげるだけでお洋服って途端にちゃんとして見えるように思います。逆に言うと、ちょっと糸がほつれているだけでみすぼらしく見える。
どんな経験にも何かしら学ぶことがあるということですね。かといってじゃあもう一度ブートキャンプに行きたいかと訊かれるともう二度と、金輪際絶対に何があっても御免ですけど!!(;´Д`)
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