世の中には役に立つ道具を持っていたり、何かについての知識があったり、語学が出来たり、スキルがあったりという色々なリソース(目に見えるもの、見えないもの)を持った人達がいて、皆お互いにそれぞれリソースを持ち寄って分け合い、助け合って社会が成り立っています。
ですが、たまにアドバイスなり、貴重な時間なり、お金なり、何かしらの助けが必要な時だけ連絡を取ってくる人がいます。
「お金貸して」だけに限らず「〇〇を貸して」「〇〇について教えて」「〇〇を訳して」「〇〇を宣伝して」と、普段連絡ひとつよこさないのに自分に何か必要になった時だけ連絡をしてくるのです。
学生時代とか若い頃にも、友達だと思っていた相手が久しぶりにゴハンでも行こうと連絡してきたので会ってみたら、食事の最中に生命保険だの、ネズミ講だの、化粧品だのを売りつけようとしてきて一気にごはんやお酒がまずくなったことも多々ありました。
なんだ、友達だと思っていたのは自分だけだったのか、と帰り道うなだれて石ころ蹴りながら帰ったよね。
自分で選んでお付き合いした彼氏が家財を持って逃げたとか、借金を返してくれなかったとか、そういうのならまだ自分の男を見る目がなかったのだと諦めもつくんですけど(若い頃にはそういうのもあったのよ)。
そういう相手にはそれ以降連絡を絶つようにしていますが、この年でもたまに、ランダムに向こうから寄ってくる相手にそういうタイプがいたりして困っちゃうんですよ。
友達というほど親しくもない知り合いがおりまして、この相手がまさしく「自分が何か教えてもらいたい時、助けて欲しい時にだけ連絡してくるタイプ」なのです。
それでも何かアドバイスを求められるたびに真面目に答えたりしていたんですけど、数日前に「今度そっち方面に出張に行くんだけど、誰か車を貸してくれそうな知り合いいない?」と訊かれまして。
「うーん、そういう知り合いはいないなぁ」と答えたら「え?だって、おたく車2台あるでしょう?」という答えが返ってきて「???・・・・??えぇぇぇええええっ?!」と思ったわけ。
つまり、つまりだ、車貸してくれる知り合いいない?という聞き方をしながら実のところは、おたくには車2台あるんだからこっちから頼む前に貸すってさっさと言ってくれよな!ってことでしょう?まだるっこしいな!
「いや、うちは最近2台目を売ったから今は車1台しかないんだよ」と答えましたが、そもそも仮に2台目をまだ所有していたとしても、それをわざわざお宅に貸す義理もないんですけど?!と思って、ちょっとめまいが。
親兄弟だの、普段から親しくしているお友達が「ちょっとそっち行くから滞在中車貸して」とか「ちょっと〇〇まで送ってくれない?」とかいうのとは、わけが違うじゃないですか。
なんで自分の車に乗ってこないの?と訊くと「だって、うちの車燃費悪いんだもん」との答えでもう、開いた口がふさがりませんでした。
知らんがな。
だったら自分でレンタカーを借りるなり、自分ちの車に乗ってきて自分でガソリン代払うなりしなはれや。大人なんだからさ。
このお相手、普段「元気?」とかメールしても返信してこないんですよ。そのくせ、自分が何か必要だとか教えて欲しいとか、そういう時にだけ連絡してくるんです。
あぁ、もうこういう相手とのお付き合いは、悪いけどうちには無理だー!
そういえば若い頃「お金貸して」と言われて「嫌だよ」と答えると「なんで?お給料入ったばっかりでしょう?」と言われてガックシ、ということもありました(違うお相手ですよ)。
リソース(お金とか、モノとか、時間とか)が手元にあることと、それをあなたに貸すかもしくは与えるかどうかは全くの別次元だということがどうしてわからないのか。
「ギブアンドテイク」って言いますけど、テイクばっかりでギブがゼロな相手とは残念ながらお付き合いはできないなぁと思いました。
別に見返りが欲しくて人に親切にしているわけでなくとも、人から取る(テイク)ばかりでギブの概念がまったくない相手とお付き合いしてもこっちが消耗するだけですもんね。
もっと若い頃には「うちはどうしてこうもなめられるのか」と悩んだこともありますが、わたしや夫の人柄とは全く関係なく世の中にはこういう人間が一定の割合で存在するのだ・・・と最近思うように。
交通事故とかと一緒で、出会ってしまったら運が悪かったと思ってあきらめて近寄らないようにするのみです。
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というわけで、今日のブログはまあ愚痴なんですけど、愚痴なんて書く方も読む方も当たり前ですがあんまり楽しくない(なのに書いちゃうのもどうかと思う、たまになんで許してつかあさい)。
その相手とは連絡を絶つようにして、起こったことについてはここに書いたことでもう忘れてしまおうと思います。やれやれ。
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それはむかつきますねー。
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