スイマセンしかもブックオフで買いました。そんでさらっと読んで実家に置いてきました。
別に買い方なんてどうでもいいと言われそうですが、どこかで稲垣さんが自分の本を図書館で借りる人のことをけちょんけちょんにけなしていた(作家に対する冒涜だとかなんとか)と言うのを拝見したことがありまして。
自分がもし作家だったらどんな形であれ自分の本を手に取って読んでくれておおきにな!ってなりそうなんですけど、まあそういうのは今回どうでもいいので一旦置いときます。
この本の中で、香川県人は日本の中でも一般家庭の預貯金残高平均がすごく高いという話が出てきます。その理由がどうも「うどん」にあるらしい・・・。
というのも、香川では数百円出せば美味しいうどんが食べられておなかいっぱいになるので、ちょっとこじゃれたカフェだのレストランで千円使うことを考えた時に「この値段だったらうどん〇杯食べられるわ、あほらし」となってしまいなかなかお金をそういうところに落とす気になれないから・・・ということでした。
それを読んだ時に「なるほどなぁ!」と思いました。正直本の他の内容はもはやおぼろげにしか覚えてないくらいですが(スイマセン)、なぜかこのうどんの話だけは印象に残ったのです。もうこのうどんの話だけでブックオフで払った300円の価値あったね、と思ったもの。
そういえば主婦がよく家族で外食に行って、ファミレスでメニューの値段を見て「これやったら家で〇円で作れるよなぁ」とつい原価を計算しちゃうのにそれは似ているのではないかと思います。
まあファミレスでのお値段は材料の買い出し、調理や盛り付け、その後の片付けもやってもらうためのサービスに対して料金を払っているのであって、料理自体の原価は安いものだと言ってしまえばそれまでですが。
同じカフェの千円のランチを見ても「ランチ、千円やっすいじゃん」と思うか「このランチに千円払うならうどん〇杯食べられるわ」と思うか、という価値観の違いってすっごく面白いですね。
うどんに限らず、コーヒーだって家で淹れたら割安だけどそれに500円払ってもいいという人もいるし、何に価値を置くかは人それぞれだなぁと思ったのでした。
関係ないけど、少し前に稲垣さんのライフスタイルに興味を持っていろいろネットで読んでいた時期がありまして、ある日何かのコラムで彼女のキッチンの写真を拝見する機会がありました。
文章から想像するにとっても素敵なキッチンなのでは!と思って胸躍らせて写真を見てみると・・・野菜を干すのに使っているという竹のざるは黒ずんでおり、お米を毎日炊いているであろうお鍋には汚れがこびりついて見るに堪えない姿だったのです・・・。
わたしはそっとそのままブラウザを閉じ、その後彼女についての情報を検索することはありませんでした。
うん、人が何を言おうが何をどうやって食べようがそれはその人の自由ですが、個人的にはキッチン周りの道具をキレイにできない人の話はあんまり信用できないかなぁ。そういうのって、関係なさそうで割と生活全般に関係してくることだと思うから。
逆に、どんなに古くてもきちんとお手入れされて愛されたキッチンを見ているとうっとりします。そういうの、割と大事だよねぇ。
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